MMM2013コンペ 審査結果を発表します。


 

今年度のコンペティションは、賞が8つ!
審査員である齋藤達也さんによる「大賞」と「審査員賞」、
「ひたちなか海浜鉄道賞」、「まちづくり3710屋実行委員会賞」、「那珂湊本町通り商店街振興組合賞」、
「那珂湊焼きそばのれん会賞」、「ドゥナイトマーケット実行委員会賞」、「おらが湊鐵道応援団賞」
「ひたちなか商工会議所賞」、「東方見聞録賞」、それぞれの受賞作家に賞を贈りました。

また、今年度は様々な賞に加え、大賞と審査員賞の他に
一定の基準以上の作品に対してMMMアートディレクター小佐原孝幸が「MMM推薦作品」という認定を贈りました。
各賞の選評とともに、注目の結果をぜひご覧ください!!

 


Photo1
◇この作品で解説することは特にありません。大きいなぁとおもってもらえれば本望です。
僕の作品には伝えるべき概念がありません。概念は思考の中にだけあり、
その思考は小川の水のように形を変えながらたえず流れています。
制作の始まりと終わりですでに考え方が違っているので、以前考えていたことを
ここで解説しても僕自身、微妙にしっくりこないのです。たとえば作り始めた当初、
この作品は他のたくさんの作品が立ち並ぶ中の一つとして展示されることになっていました。
その有象無象の中で埋もれてしまわないようにと物質的な大きさにこだわりました。
今この作品を単体で見ていると、目立つために突き詰めた大きさはむしろ寂しさを
強調しているように思います。そのことが僕自身のコンセプトから外れてしまったかというと、
そうとも限りません。今の僕の興味もまた大勢の中で目立つことよりも、
ひとりぼっちの空間をいかに構成するかにあるのです。
(工藤湖太郎)


< 選評 >

量感に驚かされる。重力に矛盾するような配置に何者か人知を超えた意図の存在を感じる。
太虚という作品名が示すように、蔵の重みにも押しつぶされない強度のある外観と、
重力から解き放たれたかのように自立する姿は見応えがある。幕の仕掛けは、
くぐり抜けるという動作を誘発し、寺社の鳥居のように鑑賞者の心的状態を
あらかじめ下処理する効果を与える。
(齋藤達也)

 

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Photo2#2
◇そこに実在するものとして存在を認識できるものに対し、デジタルによる仮想的な表現との間にある、
「境界」とは何かを考えながら制作した。ここに用意したのはデジタルによって創作された、
イラストレーションと、そこから機械的に抽出される様々なデータをビジュアライズする型としてのキャンパスである。
デジタルとアナログの間にある《何か》を、この二枚によって表出させることを試みる。
人が作品を理解する瞬間の一歩手前にある未知の感覚は、美しさと表現力に満ちた
抽象的なイメージではないかと思う。その感覚は自身さえ知っているのに知らない
「既知の未知」であり、「新しい既知の美しさ」ともいえる。
この作品は那珂湊で採取したいくつかの色を素材として描かれている。その色彩をデータとして
処理する仮想空間としてのキャンパスとオリジナルとの間にある《未知》を表現することは可能だろうか。
「解像度」はその1つの指標である。
(小楠竜也+岸こゆき)

 

< 選評 >

絵画としてのイメージと映像としてのイメージを並置することで、
イメージがこの世界に実体として存在する時に生じる問題について言及した作品である。
モザイクになる瞬間、物象としてのイメージと映像としてのイメージにズレが生じるところに、
この作品のポイントがある。イラストの絵それ自体はとてもよいと思うが、
さらに作品を深めていくにはどんな絵がふさわしいであろうか、作品が扱おうとしているテーマについて
もっとロジカルに言語化を試みることで、より作品の強度が増すだろう。
(齋藤達也)

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審査結果は、いかがでしたか?
コンペは来年度も実施する予定です。

 

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