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	<title>#MMM2019アーカイブ連載企画 | みなとメディアミュージアム｜MMM</title>
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	<description>茨城県ひたちなか市那珂湊の地域芸術祭</description>
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		<title>MMM2019アーカイブ連載第五回　君嶋海裕</title>
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		<dc:creator><![CDATA[MMMメンバー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 14 Feb 2020 12:54:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[参加作家]]></category>
		<category><![CDATA[ブログ]]></category>
		<category><![CDATA[作品紹介]]></category>
		<category><![CDATA[#六脚ブロック積み木]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2019]]></category>
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		<category><![CDATA[#MMM2019アーカイブ連載企画]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>こんにちは！MMMです。アーカイブ連載第五回です！ MMM2019アーカイブ連載は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、書き下ろしのテキストを毎週金曜日に公 [&#8230;]</p>
The post <a href="https://minato-media-museum.com/2020/02/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89%e7%ac%ac%e4%ba%94%e5%9b%9e%e3%80%80%e5%90%9b%e5%b6%8b%e6%b5%b7%e8%a3%95/">MMM2019アーカイブ連載第五回　君嶋海裕</a> first appeared on <a href="https://minato-media-museum.com">みなとメディアミュージアム｜MMM</a>.]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align:left">こんにちは！MMMです。アーカイブ連載第五回です！</p>



<p>MMM2019アーカイブ連載は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、書き下ろしのテキストを毎週金曜日に公開していく連載企画です！</p>



<p>作品を実際に見た人はもちろん、MMMって何？という人でも、作家さんの作品制作の裏側を覗いて見てください！</p>



<p>今回は君嶋海裕さん。MMM2019では、消波ブロックから着想を得た「六脚ブロック積み木」を展示されました。君嶋さんは、那珂湊出身・在住の作家でもあります。</p>



<p>MMM2019での展示や、産業交流フェアでの展示について綴っていただきました。</p>



<figure class="wp-block-image"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="4898" height="3265" src="https://i2.wp.com/minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0263-1.jpg?fit=750%2C500&amp;ssl=1" alt="" class="wp-image-8644" srcset="https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0263-1.jpg 4898w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0263-1-400x267.jpg 400w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0263-1-768x512.jpg 768w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0263-1-750x500.jpg 750w" sizes="(max-width: 4898px) 100vw, 4898px" /><figcaption>「六脚ブロック積み木」コミュニティースペース3710屋にて。</figcaption></figure>



<p style="text-align:center"></p>



<p style="text-align:center"><strong><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">MMM2019アーカイブ連載第5回　君嶋海裕</span></strong></p>



<p>制作した積木は、海沿いの消波ブロックをもとに制作しています。消波ブロックの初代である形が、六脚ブロックです。那珂湊は海との関わりが深い街なので、那珂湊の住人たちは、消波ブロックも海と共によく目にしてきた馴染みのあるものだと思います。ですので、六脚ブロック積木は積んで遊べるのは、もちろんのこと、この積木を見て「この形、子供の頃よく見たなぁ」「昔は海でよく遊んだなぁ」等、少しでも懐かしさを感じて頂けたらと思っています。また、小さい子供が六脚ブロックの形を見て、ふと「この形なんだろう」と、ものごとを考えていくきっかけにもなったらいいなと思っています。</p>



<p>ＭＭＭでの出店では、積木を多くの方々に触れて頂きつつも、地域アートの難しさも痛感しました。私のＭＭＭでの展示場は、３７１０屋という那珂湊に住む人が手芸等、手づくりのものを自由に販売できる場で、那珂湊に住む方々が集まってお茶をしたり、寛いだりする、人々の溜まり場のような所でもあります。３７１０屋では、珍しい手芸の売りものを眺めたりでき、店番の主婦の方が昔の道具のことなど、面白い話をしてくれるので、新鮮さを感じながらも、とても居心地のいい場所だと思いました。このような３７１０屋の特徴を活かした、六脚ブロックの作品展示を試みたもの、あまり空間にまとまりが出ず、部屋全体が一つのアートとなる作品までには、ならなかったと思います。今後、作品制作に取り組むときは、作品の計画段階から展示環境も想定して、今回一緒に活動させて頂いた作家の奥田さんの作品の様に、作品と環境が調和しあった、空間全体が作品となるようなものを作りたいと思いました。</p>



<p>この積木は、ＭＭＭでの出展だけでなく、ＭＭＭ役員さんからの紹介で、３７１０屋でのおさがり交換会、ひたちなか市産業交流フェアにも出展させていただきました。本当に多くの方々に作品を触れて頂いたこと嬉しく思います。ひたちなか市産業交流フェアでは、ＭＭＭ学生の方々に協力して頂いたおかげで、なんとか１日やりきることが出来たと思っています。展示期間の中、子供が積木で遊んでいる姿を見て、いくつか気が付いたこともありました。女の子よりも男の子の方が、この積木に対し興味を引くことが多かったことや積木を横に積んで並べていくよりも、縦に積んで高くしていくことが多かったこと、小さい積み木より大きい積み木を使いたがっていたことなどです。あくまでこの出展を通してのことなので、正確かは定かでないですが、こういうことを研究として、深く追求していくと、より面白いものが作れるのではないかと思いました。</p>



<figure class="wp-block-image"><img decoding="async" width="1568" height="1044" src="https://i2.wp.com/minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/ca26b0fd1b6a458f85bb350c35b33a5ff_28628254_200214_0167.jpg?fit=750%2C499&amp;ssl=1" alt="" class="wp-image-8641" srcset="https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/ca26b0fd1b6a458f85bb350c35b33a5ff_28628254_200214_0167.jpg 1568w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/ca26b0fd1b6a458f85bb350c35b33a5ff_28628254_200214_0167-400x266.jpg 400w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/ca26b0fd1b6a458f85bb350c35b33a5ff_28628254_200214_0167-768x511.jpg 768w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/ca26b0fd1b6a458f85bb350c35b33a5ff_28628254_200214_0167-750x499.jpg 750w" sizes="(max-width: 1568px) 100vw, 1568px" /><figcaption>産業交流フェアにて。</figcaption></figure>



<p>ＭＭＭさんには、本当に多くの活動の場と人との繋がりを与えて頂いたと思います。これらの経験を活かし、より良い作品を作れるよう、日々作品制作に取り組んで行きたいたいと思います。</p>



<p></p>



<p><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">■</span><strong><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">君嶋海裕</span></strong></p>



<p>●プロフィール<br />ものつくり大学 技能工芸学部 建設学科 卒業</p>



<p>5週にわたってお届けしたMMM2019アーカイブ連載企画、お楽しみいただけたでしょうか？ご寄稿くださった作家の皆さまに深く感謝申し上げます。アーカイブ連載企画はこれにて終了となりますが、またご寄稿いただいた際には、連載していきます。</p>



<p>今後は、実行委員のブログ企画などを考えています。お楽しみに！</p>



<p></p>



<p><strong><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">■みなとメディアミュージアムとは</span></strong></p>



<p>みなとメディアミュージアム（以下、MMM）は、茨城県ひたちなか市ひたちなか海浜鉄道湊線沿線を舞台に開催する地域アートプロジェクトです。 毎年、全国からアーティストを募集し、厳正な審査を経て、出展者と作品を選出します。出展された作品は会期中（8月中、約3週間）、那珂湊の駅やまちなかを中心に、ひたちなか海浜鉄道沿線や車輌内にも展示されます。またワークショップやその他関連事業の運営も行っています。 「産（主に那珂湊地区商店街、ひたちなか海浜鉄道湊線）+学（主に大学教員、大学院生、大学生）+芸（アーティストおよび美術関係者）」の三者からなる実行委員会により運営されており、芸術表現と地域との協働によるまちの活性化を目的として活動しています。 2009年に第一回を開催し、MMM2019では11回目の開催となります。</p>



<p>●Webサイト</p>



<p>【Webサイト】<a href="https://minato-media-museum.com/">https://minato-media-museum.com/</a><br />【Instagram】<a href="https://www.instagram.com/minato.media.museum">https://www.instagram.com/minato.media.museum</a></p>



<p>【Twitter】<a href="https://twitter.com/minatom_m">https://twitter.com/minatom_m</a></p>The post <a href="https://minato-media-museum.com/2020/02/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89%e7%ac%ac%e4%ba%94%e5%9b%9e%e3%80%80%e5%90%9b%e5%b6%8b%e6%b5%b7%e8%a3%95/">MMM2019アーカイブ連載第五回　君嶋海裕</a> first appeared on <a href="https://minato-media-museum.com">みなとメディアミュージアム｜MMM</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>MMM2019アーカイブ連載第四回　佐々木樹</title>
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		<dc:creator><![CDATA[MMMメンバー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 07 Feb 2020 01:00:52 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[#MMM2019]]></category>
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		<category><![CDATA[#MMM2019アーカイブ連載企画]]></category>
		<category><![CDATA[佐々木樹]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>こんにちは！MMMです。アーカイブ連載第四回です！ MMM2019アーカイブ連載は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、書き下ろしのテキストを毎週金曜日に公 [&#8230;]</p>
The post <a href="https://minato-media-museum.com/2020/02/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89%e7%ac%ac%e5%9b%9b%e5%9b%9e%e3%80%80%e4%bd%90%e3%80%85%e6%9c%a8%e6%a8%b9/">MMM2019アーカイブ連載第四回　佐々木樹</a> first appeared on <a href="https://minato-media-museum.com">みなとメディアミュージアム｜MMM</a>.]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align:left">こんにちは！MMMです。アーカイブ連載第四回です！</p>



<p>MMM2019アーカイブ連載は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、書き下ろしのテキストを毎週金曜日に公開していく連載企画です！</p>



<p>作品を実際に見た人はもちろん、MMMって何？という人でも、作家さんの作品制作の裏側を覗いて見てください！</p>



<p>今回は佐々木樹さん。展示された「《Material poetry》 ー 〈Topographic flags〉| NAKAMINATO ／ high school (2019) 」は、那珂湊高校生へのアンケートやインタビューをしながら制作されたんです。また、MMM2019の大賞を受賞された方でもあるんですよ。</p>



<p>佐々木さんの思考を覗いてみましょう…！</p>



<figure class="wp-block-image"><img decoding="async" width="4270" height="2849" src="https://i1.wp.com/minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0416.jpg?fit=750%2C500&amp;ssl=1" alt="" class="wp-image-8632" srcset="https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0416.jpg 4270w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0416-400x267.jpg 400w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0416-768x512.jpg 768w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0416-750x500.jpg 750w" sizes="(max-width: 4270px) 100vw, 4270px" /><figcaption>「《Material poetry》 ー 〈Topographic flags〉| NAKAMINATO ／ high school (2019) 」　湊公園にて。</figcaption></figure>



<p style="text-align:center">「うれい」と「あわい」の線に導かれて</p>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p>“中間性はひとつの「うれい」であるかもしれない。自己決定性がうばわれて、あいまいさにたゆたう領域。たとえばいま東京で満開のさくらなども、ぼくの視覚が特殊なのか、その花がさくら色にみえたためしなどない。”</p>



<p style="text-align:right">阿部嘉昭(2014)『換喩詩学』p127</p>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p>大学での職務を終えて、帰路にある最寄駅近くの喫茶店にて本文の導きを考えている。冷めたアメリカンコーヒーを口にしながら、電子辞書の画面に表示された「うれい」を反芻してみる。(これより少しばかり内省的になることをここにお許し願いたい)</p>



<p>「心」を表す「うら(うれ)」が語源となっている言葉として、「うれい(憂い/愁い)」はある。「憂い」は何か心配ごとや悩みなどが主である時に、「愁い」は何らかの悲しみや寂しさが主であるときに区分けされて用いられることが多い。「うれい(憂い/憂い)」と同様に,「嬉しい」という言葉や、「うらめしい(恨めしい)」、「うらやましい(羨ましい)」なども「心」の意の「うれ(うら)」が語源となっている。「うれい」に向かってもう少しジャンプしてみよう。</p>



<p>私たちが自分以外の存在とコミュニケーションを図る時、仮に最小構成単位の二人だとしても“あいだ”をとることはとても難しい。例えば君がある誰かとランチをしようとした時のことを考えてみよう。ある誰かは味噌ラーメンが食べたいが、君はオムライスが食べたい。この時の二人がとれる選択肢は、①どちらか一方の希望に合わせる ②全く別の選択肢を二人で考える ③“あいだ”をとろうとする、のいずれかであることがほとんどであろう。(これら以外の選択肢をとることのできる君たちはこっそり今度わたしに教えて欲しい) ①を選ぶ君にはまず何よりその思いやりの精神に敬意を示すが、君は失われた君の欲求をどのように消化/昇華するのだろうか。②を選ぶ君は①の選択の場合によって生じる可能性のある欲求不満に気づいているのかもしれない。(意識的か無意識的かは別として) しかしながらその優しい痛み分けの行く末にお互いの不安が発生した時、君はどのように対処するだろうか。③を選ぶ民主的な教育を受けた君たちの多くは何とかして二人の欲求の共通項を探そうとするだろう。しかしながら導き出される提案が果たして“あいだ” をとったと言えるだろうか。ある誰かが食べたい味噌ラーメンと君が食べたいオムライスの“あいだ”が、上位カテゴリーに所属する曖昧なものに向かうことに対して、君自身はどう感じるのだろうか。コミュニケーションにおけるわたしの関心はここにあり、ここに二重の「うれい」を感じる。“あいだ”は漢字におこすと「間」となることは自明のことであるが、わたしがあえて“あいだ”と平仮名にひらいたことには理由がある。それは古語における「間(あわい)」の存在である。ここに、「うれい」に向かってジャンプしたわたしを別の領域に跳ね返してくれるトランポリンのような物体がある。</p>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p>自然のなかを歩くことで、自分が環境と「か身交ふ」状態が起こり、意識が「内」と「外」との「あわい」にたゆたうようになります。身体を媒介に自己と環境が交わり、環境の影響を受けて、意識が変化してくるのです。</p>



<p style="text-align:right">安田登(2013)『あわいの力「心の時代」の次を生きる』p227</p>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p>「間(あわい)」は向かい合うものの“あいだ”とその関係を指す言葉であり、前述の「うれい」の例を借りると、ほのかに感じられる状態や程度を指す「淡い(あわい)」と同音の言葉である。この二重の「あわい」の意味合いは、冒頭の中間性とわたしが本展の制作におけるわたしの意図に結びつけることができる。わたしが本展の制作で目指したものは、前述のコミュニケーションの問題における①、②、③の選択肢をそれぞれ試しながら、個々人にある二重の「あわい」を重ね合わせていき、それらを作品の内から外に、外から内に反映させることにあった。わたしの制作ならび研究は中間性としばしば同義の意味合いを与えられる、中間領域(Zwischenreich/in-between realm)と呼ばれる概念への関心から生じている。中間領域は簡潔に言うと、能動/受動・主体/客体(active/passive)の間にある空間ないし状態を指すもので、現代においては、中動態(middle voice)や再帰性(reflexive) 、間主観性(intersubjectivity)などに展開されて語られることが多く見られる概念である。導入のためにより広義的に考えれば、多くの人々が一般的に知っている「媒介」を指すメディア(media)と同義とも言えるが、ここでわたしが明らかにしたいのはこの意のことではない。</p>



<p>再び冷めたアメリカンコーヒーを口にする。べっこう色を纏った底が少し揺れている。「うれい」に向かってジャンプした先にある「あわい」の力を借りて線を引いてみる。</p>



<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="4898" height="3265" src="https://i2.wp.com/minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0328.jpg?fit=750%2C500&amp;ssl=1" alt="" class="wp-image-8636" srcset="https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0328.jpg 4898w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0328-400x267.jpg 400w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0328-768x512.jpg 768w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0328-750x500.jpg 750w" sizes="auto, (max-width: 4898px) 100vw, 4898px" /><figcaption>「《Material poetry》 ー 〈Topographic flags〉| NAKAMINATO ／ high school (2019) 」<br />第一田中後南公園にて。</figcaption></figure>



<p>本展に参加にあたり、“間”に入ることに努めた。制作のマテリアルについても個人の想像力のみで構成する方法ではなく、アンケート調査によって知り得た情報のみを活用した。また制作についてもわたし単独のものではなく、実行委員の意見も尊重しながら進めた。制作の中で選択を強いられた際には、なるべくわたし単独による意思決定は避けることに努め、あくまで一個人の意思として伝えることを心がけた。冒頭の引用文のように自己決定性が奪われることが中間性だとすれば、本展においてわたしは「うれい」の中に入ろうとしたのである。「うれい」の中に入っていこうとすることによって、はじめて「あわい」というものの存在をほのかに感じる時に出会った。わたし自身が保持していた/し続けたい/している感覚を、ある誰かの意見やある場所の風景が思い起こさせてくれたのである。そしてその時、わたしの視覚が特殊なのかもしれないが、ある誰かは目の前にいる高校生の君、商店街の君、実行委員の君になり、ある場所は高校になり、自転車屋になり、二階建てのアパートの前の駐車場になった。</p>



<p>わたしは「うれい」を持って「あわい」を探し続け、本展で関わりを持った君たちやこれから出会う人々や場所にある結ぼれを解くための存在になりたい。本展はわたしがこうした意志を持ち続けようとする契機となった。意志された行為には“そうしないでおくこともできた行為”という二重性が無条件にあるが、わたしは“そうしないでおくこともできた行為”に抗って、蒔いた関わりの種を育てていきたいと思う。</p>



<p style="text-align:right">&nbsp;2020年1月17日 (金) 21:06</p>



<p style="text-align:right">&nbsp;シャノアール江古田店の喫煙席にて</p>



<p style="text-align:right">佐々木 樹</p>



<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="4899" height="3266" src="https://i0.wp.com/minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0399.jpg?fit=750%2C500&amp;ssl=1" alt="" class="wp-image-8633" srcset="https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0399.jpg 4899w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0399-400x267.jpg 400w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0399-768x512.jpg 768w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/02/DSC_0399-750x500.jpg 750w" sizes="auto, (max-width: 4899px) 100vw, 4899px" /><figcaption>「《Material poetry》 ー 〈Topographic flags〉| NAKAMINATO ／ high school (2019) 」<br />海門町ふれあい公園にて。</figcaption></figure>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">■</span><strong><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">佐々木樹</span></strong></p>



<p>●プロフィール<br />詩人/U.N.I.T.主催<br />2015年 法政大学社会学部社会学科 卒業<br />2017年 日本大学大学院芸術学研究科文芸学専攻 修了<br />2018年より現在 大正大学心理社会学部人間科学科 副手<br />■展示歴<br />Exhibition Design Art of Asian Regionality and Climate 2018, PhnomPenh, Cambodia.<br />Weinetiketten Trienarre Erbacham Rhein Sommer 2019, Land Hessen, Deutschland.<br />■受賞歴<br />Kunstler – Etiketten Wein Spezielle Japanische Ausgabe, Winzervon Erbache G, Land Hessen, Deutschland, 2019.</p>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p>来週2/14（金）の第五回は、君嶋海裕さんです。君嶋さんの作品は子供でも遊べるような積み木型の作品で、中学生とWSを行ったりひたちなか市産業交流フェアで出展したりと、MMMを越えて広がっているんです。お楽しみに！</p>



<p><strong><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">■みなとメディアミュージアムとは</span></strong></p>



<p>みなとメディアミュージアム（以下、MMM）は、茨城県ひたちなか市ひたちなか海浜鉄道湊線沿線を舞台に開催する地域アートプロジェクトです。 毎年、全国からアーティストを募集し、厳正な審査を経て、出展者と作品を選出します。出展された作品は会期中（8月中、約3週間）、那珂湊の駅やまちなかを中心に、ひたちなか海浜鉄道沿線や車輌内にも展示されます。またワークショップやその他関連事業の運営も行っています。 「産（主に那珂湊地区商店街、ひたちなか海浜鉄道湊線）+学（主に大学教員、大学院生、大学生）+芸（アーティストおよび美術関係者）」の三者からなる実行委員会により運営されており、芸術表現と地域との協働によるまちの活性化を目的として活動しています。 2009年に第一回を開催し、MMM2019では11回目の開催となります。</p>



<p>●Webサイト</p>



<p>【Webサイト】<a href="https://minato-media-museum.com/">https://minato-media-museum.com/</a><br />【Instagram】<a href="https://www.instagram.com/minato.media.museum">https://www.instagram.com/minato.media.museum</a></p>



<p>【Twitter】<a href="https://twitter.com/minatom_m">https://twitter.com/minatom_m</a></p>The post <a href="https://minato-media-museum.com/2020/02/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89%e7%ac%ac%e5%9b%9b%e5%9b%9e%e3%80%80%e4%bd%90%e3%80%85%e6%9c%a8%e6%a8%b9/">MMM2019アーカイブ連載第四回　佐々木樹</a> first appeared on <a href="https://minato-media-museum.com">みなとメディアミュージアム｜MMM</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>MMM2019アーカイブ連載 第三回 A+you</title>
		<link>https://minato-media-museum.com/2020/01/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89-%e7%ac%ac%e4%b8%89%e5%9b%9e-ayou/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MMMメンバー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 31 Jan 2020 14:50:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[参加作家]]></category>
		<category><![CDATA[作品紹介]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2019]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2020]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2019アーカイブ連載企画]]></category>
		<category><![CDATA[#A+you]]></category>
		<category><![CDATA[#建築廃材]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>こんにちは、MMMです。MMM2019のアーカイブ連載企画も、第三回目となりました！ MMM2019アーカイブ連載は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、書 [&#8230;]</p>
The post <a href="https://minato-media-museum.com/2020/01/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89-%e7%ac%ac%e4%b8%89%e5%9b%9e-ayou/">MMM2019アーカイブ連載 第三回 A+you</a> first appeared on <a href="https://minato-media-museum.com">みなとメディアミュージアム｜MMM</a>.]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>こんにちは、MMMです。MMM2019のアーカイブ連載企画も、第三回目となりました！</p>



<p>MMM2019アーカイブ連載は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、書き下ろしのテキストを毎週金曜日に公開していく連載企画です！</p>



<p>作品を実際に見た人はもちろん、MMMって何？という人でも、作家さんの作品制作の裏側を覗いて見てください！</p>



<p>第3回は、A＋youさん。MMM2019の展示では、建築廃材を使ったアートをテーマに作品「運動と建築と子どもの夢」の展示を行いました。今回は、A＋youを代表して櫻井さんにご寄稿いただきました。A+youさんの作品は、一番上の一点だけで支えているんだよ、と説明してくださったことが印象に残っています。</p>



<p>A+youさんは、どのようなテーマで今回の作品を作られたのでしょうか&#8230;？</p>



<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="4898" height="3265" src="https://i1.wp.com/minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/DSC_0103.jpg?fit=750%2C500&amp;ssl=1" alt="" class="wp-image-8599" srcset="https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/DSC_0103.jpg 4898w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/DSC_0103-400x267.jpg 400w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/DSC_0103-768x512.jpg 768w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/DSC_0103-750x500.jpg 750w" sizes="auto, (max-width: 4898px) 100vw, 4898px" /><figcaption>「運動と建築と子どもの夢」百華蔵第3棟にて</figcaption></figure>



<p style="text-align:center"><strong><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">MMM2019アーカイブ連載第3回　A+you</span></strong></p>



<p>私たちはA+youという茨城県建築士会発のアート集団です。メンバー全員が建築士として建築の様々なシーンで活躍する多種多様なバックグラウンドを持ったプロ集団です。この度は建築廃材にアートは可能かというテーマを元に作品提案、製作、展示をさせて頂きました。このような機会に出会えたことを感謝しております。<br /> 　アートユニットとしての作品制作の前に、私自身とMMMとの出会いについてお話します。2015年夏、現在MMMの展示会場としても利用して頂いている恵愛小林クリニックの建て替え工事があり、設計者として私が２年ほど携わっていました。工事期間中近隣を歩いていたときにMMMの旗と展示を見たのが出会いです。那珂湊は私の出身地でもあり、十数年ぶりに仕事で訪れ懐かしさと共に、このようなアートイベントの開催に期待を持ちました。2016年にクリニックが完成したのち、運営する医療法人へ敷地・建物を展示会場として利用する提案をさせて頂き、地元の為と快諾頂く事ができ、その年から展示や病院利用者とのワークショップ等を継続して開催させて頂いています。<br /> 　そして2019年これまでの見る側から作る側・展示する側としての参加をする機会を頂けました。私たちアートユニットの挑戦は、建築廃材という建設工事で排出される廃材に着目し作品として作り上げることで、建築の新しい側面や魅力、楽しさを多くの人々へ届けていくことです。個人名を持たない匿名性のあるアートユニットであることを生かし、建築を通した活動・発表を目指します。<br /> 　私は建築を通して社会に貢献していくことを目指しています。今後MMMがアート・地域を通してどのように社会に影響を与えていくもになるのか楽しみにしています。<br /> A+you　櫻井充</p>



<p>■<strong><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">A+you</span></strong></p>



<p>●プロフィール<br />茨城県建築士会青年委員会発のアート集団です。<br />メンバーは建築士であり、建築の様々なシーンで活躍する<br />多種多様なバックグラウンドを持ったプロ集団です。<br />アートを通じて建築の魅力や楽しさを多くの人々へ届けて<br />行きたいと考えています。</p>



<p>●Webサイト<br /><a href="http://i-shikai.com/">http://i-shikai.com/</a></p>



<p>来週2/7（金）の第四回は、佐々木樹さんです。佐々木さんは、「《Material poetry》 ー 〈Topographic flags〉| NAKAMINATO ／ high school (2019) 」という作品を、湊公園・海門町ふれあい公園、第一田中後南公園に展示されました。また、MMM2019にて大賞を受賞された方でもあります。お楽しみに！</p>



<p><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter"><strong>■みなとメディアミュージアムとは</strong></span></p>



<p>みなとメディアミュージアム（以下、MMM）は、茨城県ひたちなか市ひたちなか海浜鉄道湊線沿線を舞台に開催する地域アートプロジェクトです。 毎年、全国からアーティストを募集し、厳正な審査を経て、出展者と作品を選出します。出展された作品は会期中（8月中、約3週間）、那珂湊の駅やまちなかを中心に、ひたちなか海浜鉄道沿線や車輌内にも展示されます。またワークショップやその他関連事業の運営も行っています。 「産（主に那珂湊地区商店街、ひたちなか海浜鉄道湊線）+学（主に大学教員、大学院生、大学生）+芸（アーティストおよび美術関係者）」の三者からなる実行委員会により運営されており、芸術表現と地域との協働によるまちの活性化を目的として活動しています。 2009年に第一回を開催し、MMM2019では11回目の開催となります。</p>



<p>●Webサイト</p>



<p>【Webサイト】<a href="https://minato-media-museum.com/">https://minato-media-museum.com/</a><br />【Instagram】<a href="https://www.instagram.com/minato.media.museum">https://www.instagram.com/minato.media.museum</a></p>



<p>【Twitter】<a href="https://twitter.com/minatom_m">https://twitter.com/minatom_m</a></p>The post <a href="https://minato-media-museum.com/2020/01/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89-%e7%ac%ac%e4%b8%89%e5%9b%9e-ayou/">MMM2019アーカイブ連載 第三回 A+you</a> first appeared on <a href="https://minato-media-museum.com">みなとメディアミュージアム｜MMM</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>MMM2019アーカイブ連載 第二回 折田千秋</title>
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		<dc:creator><![CDATA[MMMメンバー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Jan 2020 12:20:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[参加作家]]></category>
		<category><![CDATA[作品紹介]]></category>
		<category><![CDATA[#折田千秋]]></category>
		<category><![CDATA[#image picture]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2019]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2020]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2019アーカイブ連載企画]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>こんにちは、MMMです。今日のブログは、MMM2019アーカイブ連載第二回目！ MMM2019アーカイブ連載は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、書き下ろ [&#8230;]</p>
The post <a href="https://minato-media-museum.com/2020/01/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89-%e7%ac%ac%e4%ba%8c%e5%9b%9e-%e6%8a%98%e7%94%b0%e5%8d%83%e7%a7%8b/">MMM2019アーカイブ連載 第二回 折田千秋</a> first appeared on <a href="https://minato-media-museum.com">みなとメディアミュージアム｜MMM</a>.]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>こんにちは、MMMです。今日のブログは、MMM2019アーカイブ連載第二回目！</p>



<p>MMM2019アーカイブ連載は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、書き下ろしのテキストを毎週金曜日に公開していく連載企画です！</p>



<p>作品を実際に見た人はもちろん、MMMって何？という人でも、作家さんの作品制作の裏側を覗いて見てください！</p>



<p>第２回は、折田千秋さん。MMM2019の展示では、那珂湊を走るひたちなか海浜鉄道湊線から見える風景を舞台に、利用者の風景の感じ方を可視化し、多様性を認識することを目的とした展示を行いました。折田さんは先日会期を終えた北茨城市の「桃源郷芸術祭」においても、展示場所の風景の可視化を試みる「image picture@北茨城」を展示されていたんです。そんな折田さんは、作品制作時の記憶を綴ってくれました。「image picture」はどのようにして生み出されたのでしょうか…</p>



<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="1972" height="1480" src="https://i1.wp.com/minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture2.png?fit=750%2C563&amp;ssl=1" alt="" class="wp-image-8584" srcset="https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture2.png 1972w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture2-400x300.png 400w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture2-768x576.png 768w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture2-750x563.png 750w" sizes="auto, (max-width: 1972px) 100vw, 1972px" /><figcaption>「image picture」　ひたちなか海浜鉄道にて。</figcaption></figure>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p style="text-align:center"><strong><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">MMM2019アーカイブ連載第2回　折田千秋</span></strong></p>



<p>　みなとメディアミュージアムの出展がきっかけで、今回初めて茨城県、那珂湊ともに接点を持つ機会がありました。</p>



<p>　出展が決まった当初から、那珂湊らしさを表す作品にしようと思っていました。</p>



<p>　実際に那珂湊へ行くと、田舎だ！という印象が凄かったです。笑</p>



<p>私自身も青森の田舎の出身でしたが、地元よりも何もないような印象を受けました。</p>



<p>　実際は、那珂湊は海が近く漁業も盛ん、海で祭りも行われるなど、浜っ子としての気質が強いのかもしれません。ゆえに、那珂湊らしさとは海に関係するのかもしれません。</p>



<p>　けれど私が選んだ那珂湊らしい印象は、湊線から見える田園風景でした。</p>



<p>空を割るような高層ビルもなく、晴天の日に広がる若々しい田んぼの色が記憶に残りました。</p>



<p>　湊線のやや古びた外壁のローカル感や室内のレトロ感も良いな、と思いました。</p>



<p>　正直、時間や交通の便の都合上那珂湊をリサーチできる機会が少なく、あまり地域の人と関わる機会を得られなかったことが残念です。</p>



<p>　初めて触れた「那珂湊」というものが湊線からのアクセスだったので、その風景に心惹かれたのかもしれません。車で訪れるとまた違った那珂湊が見られると思いますが、私のように遠方から那珂湊を訪れた際に湊線を利用するひと、日常の一部として利用するひと、さまざまな湊線での那珂湊の接点があるでしょう。</p>



<p>　その接点がささやかで記憶に残るようなものでなくとも、那珂湊を表すものになるのではないかと思いました。</p>



<p>　その湊線の風景を利用し、今回作品を作ろうと考えました。</p>



<p>　2019年から作家活動を始め、関心を持っていたことは「認知のしかたやその違い」です。感じ方はひとにより様々でその違いは理解しているものの、改めて実感したり可視化することはないでしょう。それを作品とおして実現したいと考えていました。</p>



<p>　思えば学部・修士ともに最後の卒業制作では、多くの人を巻き込みその考え方や行動の違いで制作物が完成するというものでした。</p>



<p>　具体的には、湊線からの風景の写真をPCで見てもらい、その写真を構成する空・森・田んぼの印象の色をフォトショで選んでもらいました。印象を選ぶのは、湊線を利用する人々。今回は那珂湊駅で2日間にわたり、駅の待合室を利用するひとに声をかけ、ご協力いただきました。</p>



<p>　完成した印象の写真を「Image picture」と名付け、今作のタイトルとしています。</p>



<p>　期間中は、このImage pictureを湊線の車窓に一つづつ飾っていました。実際の風景と印象色のImage pictureを一つの車窓から重ねてみることができます。</p>



<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="1976" height="1480" src="https://i1.wp.com/minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture-1.jpg?fit=750%2C562&amp;ssl=1" alt="" class="wp-image-8583" srcset="https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture-1.jpg 1976w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture-1-400x300.jpg 400w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture-1-768x575.jpg 768w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/image-picture-1-750x562.jpg 750w" sizes="auto, (max-width: 1976px) 100vw, 1976px" /><figcaption>「image picture」　ひたちなか海浜鉄道湊線にて。image pictureが風景と重なる。</figcaption></figure>



<p>　リアルと誰かのイメージが重なるとき、それを見たひとはそこに同調を覚えても違和感を覚えても良い、自分のなかにある印象と比較することが大事でそこが今作の目的と言えます。</p>



<p>作品を作る上で、楽しいことも大変だったっこともありました。</p>



<p>特に印象に残っているのは、やはり那珂湊駅でご協力いただいた皆さんと接したときです。</p>



<p>いろいろ思い出がありますので、思いつくままに列挙します。</p>



<p>とあるおじさん…MMMの活動は知っているけど、よくわからないとお叱りを受けました。いろいろ話を聞いていくと、作品に対するアドバイスをしてくださったり写真を褒めてくださったり、優しい方でした。写真をとった場所もすぐにわかったとのこと。那珂湊は夕暮れが綺麗だよと、話していました。</p>



<p>女子高生…ノリノリで選んでくれました。すごい個性的な色選びだったので、美術部の子かな？と思い尋ねてみると、違うとのこと。素敵な感性だったので、そのまま成長して欲しいな。</p>



<p>ロッキン目当てのお姉さん…オサム目当てで那珂湊に降り立ったものの、すでに他界され残念がっていました。真剣に色を選んでいました。</p>



<p>おばあちゃん…話しかけたら結構ですと断られました。おそらく何かの勧誘と思われた模様。怪しい人に見えますよね…。</p>



<p>男子高生2人組…クラスではぶいぶい言わせてそうな雰囲気の2人。でも協力してもらえました。緊張か恥ずかしいのか関わりたくないのか、あまり会話はありませんでしたが、2人の選んだ色の違いを見て、感じ方もさまざまだよな、と思いました。</p>



<p>男の子と兄弟とおばあちゃん…夏休み、孫と一緒に那珂湊へ。子供達は楽しみながらPCで色選びをしてくれました。一番楽しそうに色を選んでくれた！笑。子供の直感力ってすごいなと思いました。</p>



<p>駅で発売している濡れ煎餅をいただき、みんなで美味しく食べました。</p>



<p>女子高生3人組…きゃいきゃい言いながら協力してくれました。色選びが終わった後、自分との色の違いを言い合っていました。</p>



<p>作品を実際に作ってみて、一つ一つの違いの表れになんだか感動しました。空の印象色は似ているけど田んぼの印象色は全く違ったり、全部が個性的な色合いだったりと、全てにおいて一緒というものはありませんでした。</p>



<p>ひとつひとつのImage pictureを尊重しますし、ぜひ皆さんにもご覧いただきたいです。</p>



<p>この作品制作の仕方に関しては精度を上げた方がいいのでは、やり方が安直なのでは、と思う節もあり、これからも熟考していきたいと考えています。</p>



<p>そして、ひたちなか海浜鉄道という車両で展示できたことも、今回とても嬉しかったです。今回、元となる風景とImage pictureを重ねて観賞できるような場所で展示したいと考えていました。また、その場所が那珂湊らしさのある場所が良いと思っていたので、ひたちなか海浜鉄道はどちらの期待にも添えるとっておきの場所でした。</p>



<p>ご協力いただいたひたちなか海浜鉄道の皆さん、本当にありがとうございます！</p>



<p>また展示する車両は2車両だったのですが、運行状況が前日の夜にならないとわからず、展示をみること自体偶然性の高い作品でした。</p>



<p>現地に長く滞在することができなかったため、運行状況を確認してくださったのが、学生スタッフの鈴木君でした。本当に暑い中ありがとうございます！また鈴木君は、記録用の撮影もお手伝いいただき、湊線を何往復もさせてしまいましたね…。ありがとうございます！</p>



<p>ほかにも多くの方にご協力いただき、作品を作ることができました。本当にありがとうございます！</p>



<p></p>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p>■<span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%, rgba(142, 209, 252, 0.7) 0px);" class="vk_highlighter"><b>折田千秋</b></span></p>



<p>●プロフィール<br />1993青森県生まれ<br />2016静岡文化芸術大学デザイン学部卒業<br />2018東北大学大学院工学研究科都市建築学修了</p>



<p>●Webサイト<br /><a href="http://i-shikai.com/">http://i-shikai.com/</a></p>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p>来週1/31（金）の第三回は、A+youの櫻井さんです。櫻井さんは、茨城県建築士会青年委員会発のアート集団、A+youのメンバーで、アートを通じて建築の魅力や楽しさを発信しています。MMM2019では、那珂湊で古くから在る大谷石の蔵を活用した百華蔵を舞台に、建築廃材を用いた体験できる建築作品を展開しました。お楽しみに！</p>



<hr class="wp-block-separator"/>



<p><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">■</span><strong><span data-color="#8ed1fc" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(142, 209, 252, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">みなとメディアミュージアムとは</span></strong></p>



<p>みなとメディアミュージアム（以下、MMM）は、茨城県ひたちなか市ひたちなか海浜鉄道湊線沿線を舞台に開催する地域アートプロジェクトです。 毎年、全国からアーティストを募集し、厳正な審査を経て、出展者と作品を選出します。出展された作品は会期中（8月中、約3週間）、那珂湊の駅やまちなかを中心に、ひたちなか海浜鉄道沿線や車輌内にも展示されます。またワークショップやその他関連事業の運営も行っています。 「産（主に那珂湊地区商店街、ひたちなか海浜鉄道湊線）+学（主に大学教員、大学院生、大学生）+芸（アーティストおよび美術関係者）」の三者からなる実行委員会により運営されており、芸術表現と地域との協働によるまちの活性化を目的として活動しています。 2009年に第一回を開催し、MMM2019では11回目の開催となります。</p>



<p>●Webサイト</p>



<p>【Webサイト】<a href="https://minato-media-museum.com/">https://minato-media-museum.com/</a><br />【Instagram】<a href="https://www.instagram.com/minato.media.museum">https://www.instagram.com/minato.media.museum</a></p>



<p>【Twitter】<a href="https://twitter.com/minatom_m">https://twitter.com/minatom_m</a></p>The post <a href="https://minato-media-museum.com/2020/01/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89-%e7%ac%ac%e4%ba%8c%e5%9b%9e-%e6%8a%98%e7%94%b0%e5%8d%83%e7%a7%8b/">MMM2019アーカイブ連載 第二回 折田千秋</a> first appeared on <a href="https://minato-media-museum.com">みなとメディアミュージアム｜MMM</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>MMM2019アーカイブ連載 第1回 臼田那智</title>
		<link>https://minato-media-museum.com/2020/01/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89-%e7%ac%ac1%e5%9b%9e-%e8%87%bc%e7%94%b0%e9%82%a3%e6%99%ba/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[MMMメンバー]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 17 Jan 2020 10:15:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[参加作家]]></category>
		<category><![CDATA[ブログ]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2019]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2020]]></category>
		<category><![CDATA[#MMM2019アーカイブ連載企画]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>こんにちは、MMMです。今日からMMM2019参加作家の方々によるアーカイブ連載第1回が行われます！この企画は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、毎週金曜 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>こんにちは、MMMです。今日からMMM2019参加作家の方々によるアーカイブ連載第1回が行われます！この企画は、MMM2019に参加した作家の方々が、「自分の作品について」や、「実際に展示するまで」を振り返って、毎週金曜日に連載していくというものです！作品を実際に見た人はもちろん、MMMや作家の方々を知りたい、という人は、必見です。</p>



<p>第1回は、臼田那智さん。MMM2019を機に結成した２人組のアートユニット『増田荘は音を出してはいけない』で、“あんこう♡もこもこ♡あんこう”　を展示しました。見上げないといけないような巨大なあんこうは、百華蔵やおさかな市場で展示されて、写真の撮影スポットになったりと大盛り上がりでした！</p>



<p>臼田さんは、どのようなコンセプトで巨大で可愛いあんこうを作り上げたのでしょうか？</p>



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<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="1096" height="846" src="https://i1.wp.com/minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/c298b5b0ce0f5a40fbc8b85ea5768586.png?fit=750%2C579&amp;ssl=1" alt="" class="wp-image-8569" srcset="https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/c298b5b0ce0f5a40fbc8b85ea5768586.png 1096w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/c298b5b0ce0f5a40fbc8b85ea5768586-400x309.png 400w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/c298b5b0ce0f5a40fbc8b85ea5768586-768x593.png 768w, https://minato-media-museum.com/wp-content/uploads/2020/01/c298b5b0ce0f5a40fbc8b85ea5768586-750x579.png 750w" sizes="auto, (max-width: 1096px) 100vw, 1096px" /><figcaption>那珂湊のおさかな市場に佇む、あんこう。</figcaption></figure>



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<p style="text-align:center"><strong>MMM2019アーカイブ連載第1回　臼田那智（『増田荘は音を出してはいけない』）</strong></p>



<p>臼田と申します。私は、2016年度のMMMから2018年を除き、継続し参加させていただいています。<br />今回は、大学時代の絵描きの友人と共に『増田荘は音を出してはいけない』というユニット名で参加しアンコウの作品を作りました。<br />2016年に初めて参加して、当時「都内のギャラリーで作品を飾り」「自分の作りたいものを作り」それが「わかる人にだけ届けば良い」と思っていた価値観を、「アートと無関係な人とアートを作ることは、予想外な展開があって案外面白い！」というものに変えてくれたのがMMMでした。<br />しかし現地に住み始めてから次第に、自分の制作に協力者の手を広げれば広げる程、今まで「アート」を見て知ってきた私と、那珂湊で知り合う「アート」を全く知らない人とのコミュニケーションに齟齬が生まれ、苦労しました。地元民から「なんだこいつ」と思われることもきっとありました。ギャラリーとか美術館とか、アート関係者しかいない場所でこのような苦労は比較的起こりにくいでしょうが、今まで生きてきた土台が明らかに違うからこそ、「(アートのことを) わからないなら、教えてあげる」、そして「(地元のことを) 知らないなら、知ろうとする」姿勢がとても大切に感じてます。<br />MMMは11年続いていますが、地元民からよく言われるのは「MMMってやってんのかやってないのかよくわからないよね」という意見です。しかし、毎年夏には必ず開催し、参加してから更に飛躍を遂げる作家がとても多い、作品の質は決して低くなく、作品展としては素晴らしいものです。では、なぜ地元から否定的な意見が多いのか。「(アートのことを) わからないなら、教えてあげる」行為、「(地元のことを) 知らないなら、知ろうとする」姿勢が足りていないのだと思います。</p>



<p>「わからないなら、教えてあげる」とは、作品の良さを、表に伝える・届ける、惜しみない努力です。SNSの宣伝然り、作家が会期中現地に赴く、作品のわかりやすい解説を来場者にする、関わった人へ「見にきてください」とはっきり伝える、現地民との会話でたった一言でもMMMを紹介する、などなど。アート系現場の専門用語でもぺろっとコミュニケーションが取れる環境とは違い、私たちが相手にしているのは、他でもなく、アートと一切無関係の那珂湊です。「わからないことを、教える」努力がその地へ向けた私たちの誠意の表し方です。時に無知ゆえの否定的な意見を言われても、言い返すことが誠意です。<br />同時に、「(地元のことを) 知らないなら、知ろうとする」つまり、私たちの都合をわかってもらうのなら、相手の都合を分かる努力をしなければいけません。お礼をしっかり言うこと(メールではなく手紙を書くなど)、返事をすぐ送る、挨拶をしっかりする、事後報告をしっかりする、何よりも直接会話をすること、などなど、、那珂湊の人は、このような一見して当たり前の、人としての礼儀の部分をとても重んじているので、私もそこだけは守るようにと気を引き締めています。<br />良い作品が生まれても、このような努力がなければ、そこで作る意味がないのだと、MMMに参加して強く痛感してきました。ならば、作品の身一つでも通用するものを作ろうと思い至ったのが、今回のアンコウでした。「一緒に写真を撮ると幸せになれる」とだけ書いて、難しい解説を一切加えない、地元の名産として那珂湊で通用し、なおかつそれ自体がMMMを宣伝してくれるツールになればいいと思いました。最初からアート寄りの高度なものを作らなければ、説明する手間も省けどんな人にも理解してもらえるよね、といったところです。一方、「アートと無関係の現場で難しい作品つくってそのままにしている」作家の作品、それを良しとする地方の芸術祭に対して、このアンコウ作品を通し異論を唱える形にもしていきたいです。<br />また、「わからないことを教える」「知らないことを知ろうとする」努力というのは、どのような立場や年齢の違いも越え、平等な関係を築いてくれます。<br />バックグラウンドの全く違うもの同士が、お互いのイメージを共有し合い、繋がっていけるのがアートの役割であり、偉大なコミュニケーションツールになると信じています。だからこそ、そのような奇跡が那珂湊で起こり続けてくれるように、これからもこの地での活動に励みたいです。</p>



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<p>■<strong>『増田荘は音を出してはいけない</strong>』</p>



<p>■プロフィール<br />武蔵野美術大学の日本画学科と油絵学科を2014年に卒業。<br />大学近辺にある木造アパート『増田荘』を拠点に制作活動を行う２人組編成のアートユニット。<br />今回のMMM2019を機に結成。互いの作家性をかなぐり捨て、現代に好まれる「バズる」作風を模索していく。</p>



<p>■Webサイト<br />【Webサイト】<a href="https://masuoto.themedia.jp/">https://masuoto.themedia.jp/</a><br />【Instagram】<a href="https://www.instagram.com/masumto2019/">https://www.instagram.com/masumto2019/</a></p>



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<p>来週1/24（金）の第二回は、折田千秋さんです。折田さんは、「image picture」をひたちなか海浜鉄道の車窓に展示しました。現在、北茨城市の桃源郷芸術祭でも展示しているんです。折田さんは、作品の制作過程について語ってくれています。お楽しみに！</p>



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<p>■<strong>みなとメディアミュージアムとは</strong></p>



<p>みなとメディアミュージアム（以下、MMM）は、茨城県ひたちなか市ひたちなか海浜鉄道湊線沿線を舞台に開催する地域アートプロジェクトです。 毎年、全国からアーティストを募集し、厳正な審査を経て、出展者と作品を選出します。出展された作品は会期中（8月中、約3週間）、那珂湊の駅やまちなかを中心に、ひたちなか海浜鉄道沿線や車輌内にも展示されます。またワークショップやその他関連事業の運営も行っています。 「産（主に那珂湊地区商店街、ひたちなか海浜鉄道湊線）+学（主に大学教員、大学院生、大学生）+芸（アーティストおよび美術関係者）」の三者からなる実行委員会により運営されており、芸術表現と地域との協働によるまちの活性化を目的として活動しています。 2009年に第一回を開催し、MMM2019では11回目の開催となります。</p>



<p>■Webサイト</p>



<p>【Webサイト】<a href="https://minato-media-museum.com/">https://minato-media-museum.com/</a><br />【Instagram】<a href="https://www.instagram.com/minato.media.museum">https://www.instagram.com/minato.media.museum</a></p>



<p>【Twitter】<a href="https://twitter.com/minatom_m">https://twitter.com/minatom_m</a></p>



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<p></p>The post <a href="https://minato-media-museum.com/2020/01/mmm2019%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%96%e9%80%a3%e8%bc%89-%e7%ac%ac1%e5%9b%9e-%e8%87%bc%e7%94%b0%e9%82%a3%e6%99%ba/">MMM2019アーカイブ連載 第1回 臼田那智</a> first appeared on <a href="https://minato-media-museum.com">みなとメディアミュージアム｜MMM</a>.]]></content:encoded>
					
		
		
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