MMM2012コンペ 審査結果を発表します。

 
2012年度のコンペティションは、
審査員である齋藤達也さんによる「大賞」、「審査員賞」、
吉田千秋社長による「ひたちなか海浜鉄道賞」、地元商店街の方々による「地域賞」の
計4つの賞を受賞作家に贈りました。
各賞の選評とともに、注目の結果をぜひご覧ください!!

 


◇長年この場所に佇んでいた石蔵の中には、余白が充満しているように感じました。
僕は、この余白に“距離”を与えようと考えました。
石蔵の中に“室内”を浮かせ、その“室内”には入れなくさせることで、
建物の中に入ったのに室内に入れないといったシークエンスが生まれます。
屋外でも室内でもない空間、いわば、人が内と外“距離”の中に存在するというような空間構造を考えたのです。
(太田遼)

< 選評 >

 

内側と外側といった空間構造を逆手にとった作品。構造を図式として示すのではなく、
覗き込むといった身体的動作が持つ作用を取り入れることで、独特な体験として成立させている。
この街に由来する既存の建築物の存在感を活かし、また小屋と作品の材質感を一定に保つ等、
非常に作り込まれており、作者の創作への熱意と責任感を感じる。
(齋藤達也)
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◇暗室の中で、突如あらわれる無数の光球は星の誕生を思い起こさせる。

 

< 選評 >

突如として出現し、明滅する様は、物象的な実体が作り出す動きとは明らかに別種のものである。
おそらく映像の技術がはじめて人の眼に触れたとき(フィルム)に、
人々が感じた驚きはこういうものだったのではないだろうかと想像を膨らませてしまう。
この作品を通して、作者は純粋に技術的な興味思考から離れて、メディア装置を作るという行為を
実践する方向性を切り開こうとしているように思う。
(齋藤達也)

 


 ◇駅のホームに設置された64個の裸電球は、様々な音を光に変えて瞬く。

< 選評 >

 

音に反応して光ると言うと単純だが、電車の音、会話、また祭りのにぎわいなど、
その時その時の様々な音を改めて意識化させられる。環境の変化という時間的に広がりを持ったものに合わせて
様々な表情を見せる時間軸上でのスケールの大きさも特徴的だ。
(齋藤達也)
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 ◇動かなくなったケハ601の中をプラレールのケハ601が走る。立体写真、マッチ箱の中につくられた風景、
プラレールの高架下など、様々な趣向をこらした写真群が鉄道車両を彩った。

< 選評 >

 

湊線の廃車車両ケハ601内で繰り広げられる、走るプラレール(現役のミキ300とケハ601)と
実在するまちの風景のマッチング。
風景写真はなつかしい飛び出す絵本を思わせるユニークなもの。
ひたちなか海浜鉄道のコンセプト「鉄道とまちの一体的発展」にピッタリ合う
楽しい作品に思わず見とれてしまった。
(ひたちなか海浜鉄道代表取締役社長 吉田千秋)

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◇茨城県随一の漁港に展示されたお寿司の絵。寿司桶をイメージした赤い額の中には何百貫というネタが並ぶ。

 

< 選評 >

那珂湊の地域性の象徴ともいえる“お魚市場”の海産物と“寿司”をモチーフにした日本画。
一貫一貫様々なネタが緻密に描かれていて見ているだけで楽しい。
アートと地域を繋ぎ合わせたこの作品に賞を贈ります。
(鳥惣精肉店店主 小山田幹男)




審査結果は、いかがでしたか?
出展作品はどれをとっても素晴らしいものばかりでしたが、こちらの5作品が受賞作となりました。

 mmmicon2014

mmmicon2013

mmmicon2011

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