開催概要

みなとメディアミュージアム(以下、MMM)は、茨城県ひたちなか市那珂湊地区を中心に開催する地域芸術祭です。毎年、全国からアーティストを募集し、厳正な審査を経て、出展作家を選出します。出展された作品は会期中(8月〜9月、約2〜3週間)、那珂湊の駅やまちなかを中心に、ひたちなか海浜鉄道沿線や車輌内にも展示されます。また、ワークショップやその他の関連事業の運営も行っています。
MMMは「産(主に那珂湊地区商店街、ひたちなか海浜鉄道湊線)+学(主に教育関係者)+芸(アーティストおよび美術関係者)」の三者からなる実行委員会により運営されています。2009年に第1回目のMMMを開催し、2022年は13回目の開催となります。

About MMM

Minato Media Museum (MMM) is a local art festival held in Hitachinaka city, Nakaminato area in Ibaraki prefecture, for two to three weeks every summer.Every year, we invite applicants from all over Japan to showcase their work, which are shown at Nakaminato station (city center) along Hitachinaka Seaside Railway inside train cars. We also organize and host some workshops and events. Our event is held every year since 2009, and this year, we are holding the 13th annual Minato Media Museum festival.

展示会名 みなとメディアミュージアム2022
会期

展示開催期間:2022/8/7(日)-8/20(土) 11:00-18:00
※最終日は16:00まで。

会場(予定) ひたちなか海浜鉄道湊線車両/駅構内
那珂湊地区商店街など
主催 みなとメディアミュージアム実行委員会
共催 宝塚大学、常磐大学
後援

ひたちなか市、ひたちなか市教育委員会、ひたちなか商工会議所、ひたちなか海浜鉄道株式会社、おらが湊鐵道応援団、交通環境整備ネットワーク

協力 一般社団法人新宿メディア芸術地域活性化推進協会

MMM2022のコンセプト 「センス・オブ・ワンダーを探して− 海と生命のかかわり」

世界的流行である新型コロナウィルス感染症による影響は、地域の小規模芸術祭の一つであるMMMにも影響が及び、さらには存続さえも危ぶまれている。生命芸術研究部会に助け船の協力を要請をされたのは今年の3月であった。年内に出来ればとの事であったが、その5ヶ月後の8月の夏、MMM2022開催へ向けて我々は早々に動き出した。
生命芸術研究部会が企画したイベント展示のテーマは「海と生命との関わり」、思えば生命芸術研究部会が発足する由縁も「海と生命との関わり」にあった。
環境保護運動の始まりでもあり、アースディや国連人間環境会議のきっかけともなった環境問題の古典「沈黙の春」で知られるレイチェル・カーソンは、その著書を発表する遥か初期の頃から、持続可能な生命の在り方を「海と生命との関わり」をテーマとする『海辺』から見出している。
時あたかも新型コロナウィルス感染症により環境問題が声高に語られている。持続可能な生命連鎖を養う、つまりセンス・オブ・ワンダーの再発見こそ、人間を含む生命にとって、そしてMMMにとって、持続可能な営みへのメッセージが有ると感じている。
新型コロナウィルス感染症による環境と人間の不調から環境問題への関心を、MMM2022イベント展示のテーマ「海と生命との関わり」からセンス・オブ・ワンダーを養うきっかけを、訪れる人々にも感じて頂けたら幸いです。

みなとメディアミュージアム実行委員会とは

みなとメディアミュージアム実行委員会は、「(那珂湊地区商店街、ひたちなか海浜鉄道湊線)+(主に教育関係者)+(アーティスト、芸術関係者)」によるグループです。 「アートは社会を変えられる」のキーワードの元、芸術表現と地域との協働でまちの活性化を図る活動として、毎年MMMを開催しております。

今までの歩み

MMMは2009年より開催しており、これまで多くの方々にご来場いただいております。また、テレビ東京、NHK水戸、ケーブルテレビ茨城、IBSラジオ茨城放送、茨城新聞、常陽新聞、交通新聞など、多くのメディアにも取り上げて頂きました。 2012年には、いばらきイメージアップ大賞の奨励賞を受賞。2014年にはひたちなか市誕生二十周年記念式典にて表彰されました。2015年には、いばらきデザインセレクションのソーシャルデザイン部門において選定されました。10回目となるMMM2018では、記念大会として過去の大賞作家によるイベントを実施しました。令和初日2019年5月1日に10周年を迎えました。

MMMのビジョン

アートをつくり、伝えるという一連の行為をメディアとし、ひとつのまちですごした記憶によって人々を結び、故郷といえるような共同体をめざします。

Our Vision

Our aim is to create a community for people who grew up in the Nakaminato area, connecting them through their memories using media which we define as “creation and communication through art”.

MMMへのお問い合わせ

「MMMに興味がある」、「活動を見学してみたい」、「取材を申し込みたい」、「スタッフ・サポーターとして活動に関わりたい」、「作品展示を検討している」など、多様なご用件を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。