芸術祭「みなとメディアミュージアム2024」中間報告・交流会を実施しました!

3月17日(日)にMMMの活動拠点のひたちなか市那珂湊にある「みなとのおへそ」にて、芸術祭「みなとメディアミュージアム2024」中間報告・交流会を実施しました。

     

中間報告・交流会は今年の8月18日から9月1日にかけて開催予定の芸術祭に向けて、出展者の皆さんにどんな企画を考えているか・企画に対して現在どのような取り組みをしているかを、出展者同士はもちろん地域の方々やメディアの方々に公開する機会となることを狙いとして、実施しました。

「みなとメディアミュージアム2024」では、アーティストだけでなく、映画監督、大学講師、空間デザイン企業、テレビディレクター、社会起業家、エンジニアなどさまざまな分野で活躍されている10組の方々が出展予定で、中間報告・交流会ではプレゼンテーションやデモ・モックアップなどのプレ展示を行ってもらいました。以下より当日の出展者の一部をご紹介します。

プレゼンテーションは分野ごとの特徴が光る時間でした。空間デザインをメインに取り組まれている株式会社ハタデコラティブアートの亀山智保子さんは、ひたちなか海浜鉄道とのデザインコラボレーション案や、不要になった衣類を用いたクッション制作のモックアップなどの紹介をされていました。

美術家の中村岳さんは、全国各地の地域アートプロジェクトで展開されてきた自身の作品の紹介をしながら、どのようにしたら多くの人々に作品の魅力が伝わるのかというこれまでの試行錯誤のプロセスや、現在取り組んでいる作品展開のかたちなど紹介されていました。

株式会社ENERGY MEETのオオニシタクヤさんは、シンガポールのGreen Energy Distribution Pte. Ltd. とタッグを組んで、ひたちなか市での小型モビリティを活用した防災型EVステーションの提案をされていました。EVステーションのデザイン設計の協力には、タイのキングモンクット工科大学の教員・学生と連携しながら取り組みをされているそうです。

プレ展示ではこれまでのリサーチを踏まえた作品のプロトタイプを見ることができ、本会期での展示に向けた期待が高まるものでした。

アーティストで大学院生の河崎伊吹 西川瞭さんは、那珂湊に関わる人々とのまち歩きを踏まえた地図づくりのワークショップの記録『おりたたまれかた、ひらきかた』を展示されました。「みなとのおへそ」1階の和室を暗室にして落とし込めた空間では、ワークショップ参加者それぞれの視点や筆跡をもとにした映像を体験することができました。

 

中間報告・交流会には、ひたちなか海浜鉄道の吉田千秋代表取締役社長や、普段からMMMがお世話になっている地域の方々や、近隣にお住まいの方々や高校生など、幅広い年代の方々にご来場いただきました。また茨城県日立市・東海村・ひたちなか市を拠点とするケーブルテレビJWAYさんの取材もあり、本会期に向けて地域の人々と出展者がつながっていくための貴重な時間になりました。

ご参加いただいた出展者の皆さま、ご来場いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。今年度夏開催の本会期、ぜひご期待ください!

◎出展者

プラクティショナー:亀山智保子 / 河﨑伊吹 西川瞭 / 関川航平 / 中村岳 / 羽田光佐 / 藤川史人 / 藤村憲之

リサーチャー:ENERGY MEET × Green Energy Distribution Pte. Ltd. / 大庭広明 / 福田元輝

◎企画

佐々木樹(弊団体アーティスティック・ディレクター)

◎主催

NPO法人みなとメディアミュージアム

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