NPO法人みなとメディアミュージアムの新規ロゴデザインコンペティションの審査が終了。大賞および各審査員賞が決定!

2023年6月12日(月)から9月10日(日)にかけて公募していたNPO法人みなとメディアミュージアムの新規ロゴデザインコンペティションの審査が終了。

審査員は、吉田千秋(ひたちなか海浜鉄道株式会社代表取締役社長)、小佐原孝幸(デザイナー/ 常磐大学人間科学部准教授)、臼田那智(美術家 / デザイナー)、田島悠史(NPO 法人みなとメディアミュージアム理事長)、佐々木樹(NPO 法人みなとメディアミュージアムアーティスティック・ディレクター)の5名。

全国津々浦々からの多数の応募への厳正な審査を経て、村上正剛氏のプランが大賞に選出された。各審査員賞は田尻晶子氏、山下賢祐氏、堀切美玖氏、森本佳央理氏の4名が選出となった。選評は以下の通り。

◎大賞および各審査員賞への選評

大賞:村上正剛

MMMをロゴにするのはとても難しいものだと実感しました。というのも、MMMの特徴は地域団体と言いながらも、日本全国からリモートで芸術家や実行委員、事務局が活動し、また芸術団体と言いながらも様々な事業に取り組む、(ある種、節操なく非常にやっかいな)その柔軟さがあるため、です。具体性を持たせればズレ、抽象的になれば既存のロゴと変わらない、そんな難しさがMMMにはあることに、コンペの審査を通して改めて気付かされました。

そんな難しさを、村上正剛さんは見事解決して頂きました。村上さんのロゴは「M三文字の横並び」という既存のイメージを刷新し、一目で「新しいMMM」を感じさせるものとなっています。その上で、絶妙な抽象度を保つことで、MMMが大事にしている柔軟さにも十分に耐えうるロゴとなっています。以上のことから、みなとメディアミュージアム理事長としての責任のもと、村上正剛さんのロゴを大賞ロゴとして選定しました。

選評:田島悠史(NPO法人みなとメディアミュージアム理事長)

審査員賞(臼田那智・田島悠史 選):田尻晶子

シンプルな作りで様々なシーンでの汎用性も高く、既存の水色カラーに、グレーがキーカラーに加わることで、これまでのMMMのイメージに新しい要素を取り入れた絶妙なバランスとなり、とても好印象です。またMの文字をシンボルマークに置き換えて、港町の爽やかなイメージと、わかりやすく覚えやすいロゴになっていると思いました。(選評:臼田那智)

波をテーマとすることが、本団体の象徴として適切かどうか今も悩んでいます。が、やはり次の時代のロゴマークの条件である「イメージを損なわずに大きく変える」をクリアしつつも、「プロによる地域芸術祭」のイメージとも合致し、対象年齢を引き上げていただけるデザインである、という印象を持ちました。(選評:田島悠史)

審査員賞(小佐原孝幸 選):山下賢祐

シャープな佇まいで、かつ受容性に富んでいるデザインに惹かれました。

審査員賞(吉田千秋 選):堀切美玖

みなとメディアミュージアムの原点である「鉄道・地域・アートが結ぶひとのつながり」がわかりやすく表現されていていいな、と感じました。また、今を基本にこれから変わっていくよ、という色使いにも共感しました。

審査員賞(佐々木樹 選):森本佳央理

那珂湊に関わるイメージとして象徴性の高いものを用いて、柔らかくあらわされているように感じられた点を高く評価しました。また、NPO法人としてのロゴデザインを制作された唯一のデザイン案であったことも、新たな出発を目指す団体の一員としては個人的に好印象でした。

◎全応募プランへの各審査員からのコメント

たくさんのロゴデザインを楽しみながら拝見させていただきました。どのプランも熱量が高く、一つに絞ることが大変な作業でした。ご応募下さった皆様、素晴らしいプランの提案をしていただき、本当にどうもありがとうございました。(臼田那智)

どのプランも「現地に来たことがあるのではないか?」と思えるほど綿密なリサーチが伺える力作揃いでした。(小佐原孝幸)

全体的に、奇を衒わずコンセプトに沿ったプランだったので、違和感がなく、これまでの活動が浸透していて、かつ、未来への展望が見える気がして、いいなと感じました。少し鉄道びいきの選考になったことはお許しを。(吉田千秋)

良い作品が多く、悩みすぎましたが、それは幸せなことなのでしょうね。コンセプトや用途例についても、添付していただけるプランが多く、とても参考になりました。(田島悠史)

小さな芸術祭のロゴコンペティションにも関わらず全国から多数ご応募をいただいたこと、全体のクオリティがとても高くあったことへの驚きと嬉しさにはさまれながら、審査させていただきました。応募いただいた全ての皆さまに対して深く敬意を表します。(佐々木樹)

今回のコンペティションにおいて大賞となった村上正剛氏のロゴデザインについては、芸術祭事業をはじめとするNPO法人みなとメディアミュージアムの今後のイベントなどで随時使用・展開していく予定。

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